言葉では言い尽くせないもの

機械式時計というのは、ゼンマイで動くというタイプの時計のことを言い、クォーツ式の時計とは一線を画している代物です。機械式時計はゼンマイで動くというその仕組み上、どうしても手入れに手間がかかったり、また微細で丹念なつくりをしていることで、壊れやすく脆いという大きな欠陥があります。これは時計というものを、単に時間を確認するための機能的なものととらえると大きなマイナスポイントになりますが、ファッションということで考えるとむしろプラスにも働く要素なのです。

手のかかる子ほどかわいい

機械式時計の魅力とは、何よりそうした手入れに手間がかかったり、壊れやすかったりするというところなのです。手のかかる子ほどかわいいと言いますが、機械式時計の魅力もまさにそこにあると言えるのです。こちらがしっかりと手入れをしてやらなければすぐ壊れてしまう、そうした一種の弱さに愛着を抱き、いたわりをもって接するようになる、そこにこそ機械式時計の最大の魅力が隠されているのです。手塩にかけて使っていくからこそ、思い入れもひとしお強いものになるのです。

手間がかかることは贅沢でもある

現代的な合理主義の観念からすれば、手間がかかることは時間を浪費することであり、いわばもったいないことでもありますよね。機械式時計というのは確かに大きな手間がかかります。しかも手間がかかる割には、非常に高価なものであり、なかなか手の付けられないものでもあります。しかしだからこそ、手間をかけるということに贅沢さを感じることができるのです。手間がかかるということ自体に、機械式時計の魅力が詰まっているんですね。

ショパールとはスイスの時計ブランドのことで、かっこいいデザインや、女性が付けるとかわいらしいものなどたくさんの種類があります。